ターゲティングにはさまざまな切り口がります。過去には年代と性別で分ける方法が主流でしたが、最近ではそれでは不十分なケースが多いです。20代男性、30代男性といった分け方では粗すぎるのです。
20代の男性であれば、独身、所帯持ち、学生、サラリーマンなどでそれぞれニーズが異なるでしょうし、同じサラリーマンでも所得によってニーズは大きく異なります。
そうなると、セグメンテーションによって集団をイメージするよりも、ペルソナを作って、イメージされた個人をターゲットとする最近のマーケテイング方法に納得がいきます。
ペルソナとは、架空のある人物を想定して、属性から性格、趣味、ライフスタイルまでを想像して作成した、典型的な顧客像のことです。
マーケティング上の判断に迷いが生じた場合、ペルソナに立ち返り、「この人だったらこう考えるであろう」などと想像し、マーケティングに一貫性を持たせることが可能です。
ターゲットを考える際は、集団を考えるのではなく、その集団の特定の一人をイメージしていくと上手くいきます。