みなさんは、価値の分かりにくいものを買う時に、品質を判断するために何を基準にしますか。
それは、価格ではないでしょうか。
例えば、貴金属や高級ブランド品などです。そのような価格は威光価格とも呼ばれています。「高ければ、品質も良いだろう」ということで、ステータスを追い求める消費者が買い求めるわけです。
仮にロレックスの時計が1万円で売られていても(そもそも偽物でもなければそんなことはありませんが)品質が良いものとは判断されず、富裕層顧客が買い求めるとは思えません。
逆に、100万円、200万円もする腕時計が売られていますが、それらを求める人もいます。また、数十万円の高額講座やセミナーに参加する人もいますが、逆に価格が低すぎると、内容が薄いのではないかと判断されてしまいます。
あるレストランで、高級食材を使って、普及価格帯でメニュー提供していましたが、価格が低すぎるので美味しいものを食べている感じがしないという事例がありました。良いものには高い値段をつけるのベターです。どうしても安く提供したい場合は、プライスレンジ(松竹梅)を設けて販売するとよいです。
高級品マーケットを狙って製品を売り出す場合は、価格を低くしすぎると失敗します。相応の値段、もしくはやや高い価格で売り出してみてはいかがでしょうか。