英語で Compare apple to orange というと、比較できないものを比較するという譬えになります。比較するのは難しい、意味がないといったネガティブなニュアンスです。
逆に、apple to apple は同一条件の比較ということになります。
ところが、マーケティングの世界では、リンゴとミカンの比較はよく使われます。全く関係ないものを比較したり、同じ効果がある商品とサービスを比べたりといったことが行われます。
例1)情報商材とコーヒー
情報商材を1万円/月で販売するとします。一日当りに直すと、333円です。これをコーヒー一杯の値段と比較して、それよりも安いです、とすれば、消費者に納得してもらいやすくなります。
例2)フィットネスクラブとダイエットサプリ
フィットネスの月会費(高い)とダイエットサプリのひと月分の価格(安い)を比較します。
このように、違うもの同士を比較することで、価格競争を回避することができたり、安く感じさせることが可能です。
単独では「価格が高い」と感じられる商品・サービスは、このように訴求すると効果的です。