よく、職人の世界では、弟子に技術を直接指導するのではなく、技術をマネして盗ませるということが行われます。
これは私の実体験ですが、以前、楽器の修行をしていたときに、師匠は肝心なことは口に出して教えてはくれず、あくまでも型をマネをして習得させようとしました。
ビジネスの世界では、マネはどのように活用できるのでしょうか。
セールスレターこそ、マネの最たるものです。セールスレターには、上手くいった型があり、それをマネして自分のセールスレターを書くことで、成功の確率を上げることが出来ます。
セールスレターの過去何十年の歴史のなかで、上手くいった型というものが数多くありますので、それを利用します。
もちろん、一字一句マネするのではなく、あくまで型をまねるだけです。それでも効果は絶大です。
他にも、あのダン・ケネディは、他の業種のマーケティングの成功例を自分のビジネスに取り入れるべきであることを主張しています。
同業種の企業同士が互いにマネをしあっていると、しまいには価格競争となって互いに疲弊してしまいます。
その点、他業種のマネであれば、一気に他と差をつけることが可能です。
また、ダン・ケネディはビジネスを最初から、ゼロから創り上げ「ない」ことが大事だと言っています。
先人の築き上げたものを最大限活用しながら、独自性を加えていくということではないでしょうか。
ビジネスではマネは大事な構成要素です。