従業員の採用と解雇

経営

 従業員を採用するときに、経営者のみなさんはどのようなスタンスでしょうか。成長著しい企業や、前任者が突然退職した場合など、すぐにでも採用して戦力になってほしいと考えるかもしれません。でも、そのようにして採用した従業員が、期待しているほどのパフォーマンスを上げてくれるとは限りませんし、最悪の場合、問題社員となって、顧客やあなたの会社に迷惑をかける可能性もあります。

 そうです。従業員を採用する際には、可能な限り時間をかけて十分に吟味してから採用するようにしましょう。そのようにしても期待通りとはいかない場合が多いのですから、あわてて採用した場合はもっとひどい結果が待っています。

 従業員、特に顧客や会社に悪影響を及ぼす問題社員を解雇する場合はどうでしょう。この人にも、もう少し水や肥料を与えて育ててみようというスタンスでいる経営者も多いと思います。その場合、問題社員の解雇が遅れて、会社の業績に悪影響を及ぼすことになりかねません。育成に可能な限り力を注ぐことは否定しませんが、慈善事業と営利事業は違います。

 従業員を採用する場合はゆっくり慎重に、解雇は素早く思い切って行うことが基本線です。

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